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AIコーディングツール9種の接続先を、設定ファイルを開かずに切り替える
どういうものか
Claude Code や Codex、Gemini CLI などのAIコーディングツールは、使うAPIの接続先をそれぞれ別の形式の設定ファイルに書く。 JSON のものもあれば TOML や .env のものもある。CC Switch は、この書き換えを画面の操作に置き換えるデスクトップアプリだ。Tauri 2 で作られていて、Windows・macOS・Linux で動く。ライセンスは MIT。
仕組みは、接続先の情報を手元の SQLite のデータベースに一元で持ち、切り替えたときに各ツールの設定ファイルへ書き出すというもの。README によれば、対応するツールは Claude Code・Claude Desktop・Codex・Gemini CLI・Grok Build・OpenCode・OpenClaw・Hermes・MiniMax Code の9種。接続先は AWS Bedrock などを含む50以上の既成の設定から選べ、切り替えは画面のほか、タスクトレイのメニューからもできる。使用中の接続先を編集したときは、ツール側の設定ファイルから内容を読み戻す。書き込みは一時ファイルに書いてから置き換える方式で、途中で設定が壊れるのを防いでいる。
接続先の切り替え以外にも手が広い。複数のツールにまたがる MCP サーバーとスキルの管理、CLAUDE.md・AGENTS.md・GEMINI.md といった指示ファイルの同期、利用料とトークン数の記録、会話履歴の検索と復元が入っている。手元で中継(プロキシ)を立て、接続先の不調時に別の接続先へ自動で切り替える機能もある。画面は日本語にも対応している。
どんなときに使うか
複数のAIコーディングツールを、同じ接続先で使い回したいとき
ツールごとに設定ファイルの場所も形式も違うので、接続先を1つ変えるだけでも何か所も書き換えることになる。README は、1つの設定を Claude Code・Codex・Gemini CLI にまとめて反映する使い方も挙げている。
公式の契約と別の接続先を、場面で行き来したいとき
公式のログインに戻すための既成の設定も用意されている。Codex については、複数の Plus や Team のアカウントの間で切り替えられると README にある。
注意点
切り替えてもすぐには効かないツールが多い。 README の FAQ によれば、多くのツールは切り替えのあとにターミナルかツール自体の再起動が要り、今のところの例外は Claude Code だ。ただし同じリポジトリの説明書には、手元の中継を通す使い方なら再起動は要らないとある。
使用中の接続先は消せない。 全部消すとそのツールが使えなくなるため、常に1つは有効な設定を残す設計になっている。使わないツールは設定画面で非表示にする形だ。
README の冒頭はスポンサー欄が長い。 30を超える協賛の紹介が並び、その中には API の中継サービスが目立つ。既成の接続先にも中継サービスが含まれている。中継を通せば、送る内容はその事業者を経由する。どこを通すかは、自分で選んで確かめたい。
入手先に気をつけたい。 README は公式サイトを ccswitch.io の1つだけだと明記している。入れるなら、README に書かれた入手方法(GitHub の Releases、Homebrew など)を使いたい。