mvschwarz/openrig
Claude Code と Codex を、YAML で組んだ1つのチームとして動かす
どういうものか
AI のコーディングエージェントを何体も並べて使うときに、その「チーム」をまとめて管理する道具だ。README の言い方では、モデルを包むのが Claude Code や Codex のようなハーネスで、そのハーネスたちを包むのが rig(リグ)。誰がどの役を受け持ち、誰と誰がやりとりするかを YAML(RigSpec)に書いておき、rig up の1回で全員を起動する。各エージェントは tmux のセッションとして立ち上がるので、あとから直接入って様子を見たり、手で打ち込んだりもできる。
中身は、手元で動く常駐プログラムと、コマンド、ターミナル上の画面、MCP サーバーの組み合わせ。役ごとに「席」(seat)があり、dev-owner@first-project のような宛先が付く。中の会話が入れ替わっても、席の名前と与えた文脈は残る。エージェント同士は rig send や rig chatroom でやりとりする。rig down --snapshot で構成を保存し、名前を指定して rig up すれば戻せる。すでに tmux で動いている Claude Code や Codex のセッションを見つけて、管理下に取り込むこともできる。
最初の一歩として用意されているのは2人組だ。実装する担当(owner)と、確かめる確認役(checker)で、Claude 同士、Codex 同士、Claude が担当で Codex が確認役、の3通りから選ぶ。まとめ役・実装・QA・デザイン・レビュー役をそろえた大きめの構成も付いている。
どんなときに使うか
実装とレビューを、別々のエージェントに分けたいとき
最初の2人組は、担当が変更を作り、確認役にその変更そのものを確かめさせて、結果と試し方を記録する流れになっている。書くのは Claude、確かめるのは Codex、という組み方も選べる。
ターミナルに散らばったエージェントを、再起動のあとも同じ形で戻したいとき
構成を保存しておけば、リグの名前を指定して、最後に保存した状態から起こし直せる。戻したときは、席ごとに「続きから再開・新しく開始・失敗」のどれになったかが報告される。
注意点
macOS と Linux だけ。 Node.js 22 か 24 と tmux が要る。Windows にはまだ対応しておらず、WSL2 は試されていない。Apple シリコンの Mac では Node.js 22 を使うよう書かれている。
手元の設定ファイルを書き換える。 Claude Code や Codex の設定に、作業フォルダを信頼する設定や、実行されるフック(決まった時に動く処理)を書き込む。管理下で起動した Claude Code は、既定ではファイル編集を自動で許可するモード(acceptEdits)で動く。README は、使う前に関係するファイルのバックアップを取るよう求め、完全に元へ戻せる保証はないと書いている。
モデルの利用料は別にかかる。 OpenRig 自体はオープンソースで自分の環境で動かすが、使う Claude Code や Codex の利用料はかかる。両方を契約する必要はない。
変化が速い。 2026年4月にできたリポジトリで、README 自身が、リポジトリの説明が npm で配られている版より先に進んでいる場合があると断っている。