calesthio/OpenMontage
動画作りを工程に分けて、手元のコーディングAIに1本ぶん通させる
- 自社サービス組込み注意 — AGPL-3.0 です。組み込んだ側のソース公開が必要になる場合があります。
どういうものか
OpenMontage は、Claude Code や Cursor のようなコーディング用の AI アシスタントを、動画制作の進行役として使うための一式です。特徴は、進行を管理するプログラムを持っていないところにあります。README は「コードのオーケストレーターは存在しない。あなたの AI アシスタントがそれ自体オーケストレーターだ」と書いています。人は作りたいものを言葉で伝え、エージェントが調査から仕上げまでを順に進めます。
進み方は、どの種類の動画でも同じ並びです。調査 → 提案 → 台本 → 場面の設計 → 素材づくり → 編集 → 合成。 工程ごとに YAML の定義ファイル(どの道具を使い、何を満たせば次に進めるか)と、Markdown で書かれた「その工程のやり方」の指示書が置かれていて、エージェントはそれを読んでから Python の道具を呼びます。素材を作る業者(画像・動画・音声の生成 API)の選定は、課題との相性・品質・費用・速さなど7つの観点で点を付けて選び、選んだ理由が記録に残る作りです。
無料の鍵がゼロでも作れる道が、はじめから用意されています。 ナレーションは手元で動く Piper TTS、映像は Archive.org・NASA・Wikimedia Commons などの公開アーカイブ、組み立ては Remotion(React)か HyperFrames(HTML と GSAP)、仕上げは FFmpeg。README はここを強調していて、「無料の AI 動画」の多くが実際には静止画を動かしているだけなのに対し、こちらは実写の映像素材を検索して並べ、timeline として編集した動画を作れる、と書いています。有料の生成 API(Veo、Kling ほか)は、鍵を足した分だけ選べる道が増える、という位置づけです。
どんなときに使うか
生成AIの動画が「静止画の紙芝居」になるのを避けたいとき
有料の動画生成 API を使わずに実写の映像を扱う道が用意されています。公開アーカイブや無料の素材サイトから映像を集めて検索できる形にし、そこから選んで並べる工程です。README はこれを「単に画像にケン・バーンズ効果(静止画を寄り引きする手法)を掛けただけのものではない」と書いています。
費用が読めないまま生成を回したくないとき
提案の工程で見積もりが出て、上限や承認の線を決めておけます。README には、60秒のアニメーション1本が 1.33 ドル、といった作例ごとの金額が並んでいます(作者が提示した数字です)。
注意点
ライセンスが AGPL-3.0 です。 手元で使う・社内で使う分には問題になりませんが、これを組み込んだサービスを外部に提供する場合、組み込んだ側のソース公開が必要になることがあります。 事業に載せる予定があるなら、ここは先に確認してください。当サイトがこのページに付けている「自社サービス組込み注意」の警告も、同じ理由によるものです。
動かすのは手元のコーディング AI です。 README が見積もるのは素材の生成にかかる費用で(1つの操作が既定 0.50 ドルを超えると確認が入り、総額の上限は既定 10 ドル)、進行役を務めるエージェント側の利用料は、そこに含まれていません。 長い工程を何度も往復する作りなので、そちらも見ておいたほうがいいです。
準備するものが多めです。 Python 3.10 以上、FFmpeg、Node.js 18 以上、そしてコーディング用の AI アシスタント。鍵がゼロでも、画像をもとにした動画、手元で作るキャラクターアニメ、公開アーカイブの実写を編集した動画、という道が用意されています。開かないのは、有料の動画生成モデルを使う道のほうです。
当サイトでは実際には動かしていません。 作例の動画も費用も、README に載っている作者の提示です。品質の評価はご自身で確かめてください。