emilkowalski/skills
AI に動きと見た目の判断基準を渡して、UI の小さな失敗を減らす
どういうものか
AI のコーディングエージェントに読ませる「スキル」(作業の手引きをまとめた Markdown ファイル)の詰め合わせだ。作者は、トースト通知のライブラリ Sonner の作者でもある Emil Kowalski。README によれば、中身は Vercel や Linear で働いた経験をもとにしている。テーマの中心はアニメーションで、ほかに見た目の設計、モバイルでの使い心地、Swift の書き方なども入っている。
作った理由として README が挙げるのは「エージェントにはあまりセンスがない」こと。たとえば、画面に入ってくる動きには ease-out を使うべきところで ease-in を選ぶ。半透明の影を使うべきところで、不透明な枠線を引く。こうした小さな選択の積み重ねで、画面の印象が決まってしまう。スキルには、エージェントが起こしうる小さな失敗と、その直し方が並んでいる。
README に並ぶスキルは13本。土台になる emil-design-eng のほか、ゼロから動きを作る、既存の動きを厳しく見直す、コード全体の動きを点検して直す計画を出す、動きを付けるべき場所を探す、といった用途別のものがある。土台のスキルは「そもそも動かすべきか」「何のための動きか」「どのイージングか」「どのくらいの速さか」の順で判断させる作りになっている。
どんなときに使うか
AI に作らせた画面の動きが、なんとなく安っぽいとき
どこが悪いのか言葉にできないまま、作り直しを繰り返している場面に向く。見直し用のスキルを使えば、作者のルールに照らして指摘させられる。
欲しい動きを、AI にうまく伝えられないとき
動きを言い表す語彙を集めたスキル(animation-vocabulary)がある。正しい言葉で頼めば、狙った動きに近づけやすい、という考え方だ。
注意点
基準は主に作者の経験にもとづく(Apple の講演をまとめたスキルもある)。 好みや、所属するチームのデザイン方針と食い違うことはありうる。
中心はアニメーション。 13本のうち多くが動きの話で、配色やレイアウトの全般を見てくれるものではない。
ライセンスは MIT。